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花コラム

花コラム 第6回:幸せが飛んでくる胡蝶蘭

プレミアムフラワーの花コラム

2018.2.1

第6回:幸せが飛んでくる胡蝶蘭

 日本最古の蘭を求めて長崎にやってきましたが、未公開のため見ることは出来ず、長崎市の旧グラバー住宅(国指定重要文化財)には代わりに一鉢の胡蝶蘭が展示されていました。「それなら、胡蝶蘭をもっと見よう」と、車で1時間半ほどのハウステンボスにまで足を伸ばしました。

ハウステンボスの「大胡蝶蘭展」

 オランダの宮殿を忠実に再現したという「パレス ハウステンボス」1階の階段入口に「大胡蝶蘭展」の吊り看板。階段には一段置きに小さめの胡蝶蘭の鉢植えが並べられていました。「こぢんまりした展示かな」と思って階段を上がると、これが大違いでした。
 
  胡蝶蘭は街の花屋さんでは大概、奥の方に飾ってありますが、一鉢だけでも他の花を圧するような存在感があります。その胡蝶蘭をふんだん使った様々なアートが展示されていたのです。一鉢で“主役”を張れる花が「これでどうだ」とばかりに束になって舞台にあがったようで、なんとも贅沢な景色でした。

蘭のトンネル

 展示されている胡蝶蘭は約200品種、1000鉢。長さ20メートルほどの「蘭のトンネル」は、横を見ても上を見ても、色とりどりの蘭が壁面にびっしり。トンネルの中でずっと佇みたい気持ちになりましたが、後から人が来るので渋々、通り抜けました。

 

テロ事件に負けずに完成させた大壁画

 圧巻は「壁画の間」に展示された「蘭の庭」。この部屋の壁には360度、825?にわたって、大航海時代(15~416世紀)の戦闘シーンが描かれています。制作者はオランダ人の現代アーチスト、ロブ・スフォルテ氏で、1911年から制作にかかりました。ロブ氏はアムステルダムに一時帰国した際にテロ事件の巻き添えとなり、両足を切断しましたが、この苦難にもめげず車いすで制作を続け、4年後に完成させました。

胡蝶蘭の持つ力に感動

 制作者の執念と気迫がほとばしるような作品ですから、大概の展示物は大壁画に飲み込まれ、目立たなくなるでしょう。ところが、胡蝶蘭は負けていませんでした。中央に配されたお花畑の中にあるベンチに座って見上げると、胡蝶蘭がシャワーとなって降り落ちてくるように展示されています。戦闘で荒ぶる心を、花が慰めているようにも見えます。何て強い花なんだろうー。壁画と並べて見ることで、胡蝶蘭の持つ力を改めて感じ取りました。

胡蝶蘭に癒されて

 駆け足で回りましたが、不思議なほど心安らぐ旅になりました。胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」。あれだけ多くの胡蝶蘭を見た訳ですから、幸せにならないはずがありません。

※ハウステンボスの「大胡蝶蘭展」は2月19日(月曜)まで開催。
※展示されている胡蝶蘭の生産者の多くは、このホームページを運営している「胡蝶蘭専門店プレミアムフラワー」の提携先でした。

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コラムライターのご紹介

福田徹(ふくだ とおる)

元読売新聞大阪本社編集委員。社会部記者、ドイツなどの海外特派員、読売テレビ「読売新聞ニュース」解説者、新聞を教育に活用するNIE(Newspaper in Education)学会理事などを歴任、武庫川女子大学広報室長、立命館大学講師などを勤めました。
花の紀行文を手掛けたのをきっかけに花への興味が沸き、花の名所を訪れたり、写真を撮ったりするのが趣味になりました。月ごとに旬の花を取り上げ、花にまつわる話、心安らぐ花の写真などをお届けします。

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