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花コラム

第8回:花言葉もいろいろ―気の毒なキンギョソウ

プレミアムフラワーの花コラム

2018.4.2

第8回:花言葉もいろいろ―気の毒なキンギョソウ

 花言葉は花の外観、香り、生態などを人々の日常や思いと重ね合わせて表現したものです。それだけに、花言葉を知ると草花に対する親しみは一層わいてきます。19世紀に西欧で生まれ、明治時代に日本に伝わり、その後は日本の文化や生活を反映して、独自の解釈が加えられてきました。

可愛い花に悪いイメージの花言葉

 愛情、優雅、清楚、平和‥‥。明るく、良いイメージのものが多いのですが、中にはそうでないものもあります。その1つが、3月から6月にかけて咲くキンギョソウ(金魚草)。花言葉は「おしゃべり」「おせっかい」「でしゃばり」「図々しい」「推測ではやはりNO」と、妙に具体的で、眉をひそめたくなるものばかりです。「幸せが飛んでくる」が花言葉の胡蝶蘭とは大違いです。
 
 キンギョソウは鮮やかな色彩で、甘い香りがし、春を連想させます。名前は、花の形が金魚に似ていることに由来します。この愛嬌のある、明るい花の花言葉は、どうしてマイナスイメージのものばかりになってしまったのでしょうか。

金魚=おしゃべり 仮面=NO

 金魚は水槽の中で口をパクパクさせることから、「おしゃべり」「でしゃばり」を連想したというのは理解できます。
 では、「推測ではやはりNO」はどこからきたのでしょうか? 西洋では花の姿が仮面に似ていることから、この花言葉が生まれたともいわれています。仮面を被っているので、どんな顔をしているか分からないが、恐らく「NO!」と言っているのだろう―という解釈です。

 

国や人によって、連想、解釈はまちまち

 「なるほど」と納得しかけて、思い直しました。口をパクパクさせるのなら、「話し上手」「社交家」などとプラスのイメージの花言葉が出来てもおかしくはありません。仮面を被って表情が分からないのなら、「推測ではYES」と逆の連想も出来たはずです。そう考えれば、キンギョソウが気の毒になってきます。
  属名Antirrhinumは「似ている」と「鼻」「動物の鼻づら」を意味する2つのギリシャ語からできています。同じような形態、挙動も、国によって、人によってはまちまちに、時には正反対に解釈されることもあるということでしょう。

愛らしい姿が一転、ギョッとする形に

 キンギョソウが枯れると、愛らしい花から一転、ギョッとする形の莢(さや=種子を包んでいる殻)になります。これは、誰がどう見ても「ドクロ」そのものです。ドイツでは、この花をぶら下げておくと、魔よけになるという言い伝えがありました。古代文明では、この花には霊的な力があるとされ、庭に植えると、呪いや魔術など災厄から守ってもらえると考えられていたそうです。
 
国によって、人によって様々なことを思い起こさせるのも、キンギョソウの魅力です。

※花言葉や言い伝えは以下の図書を参考にしました。
「美しい花言葉」(二宮孝嗣著、ナツメ社刊)
「花を愉しむ事典」(J.アディソン著、樋口康夫、・生田省悟訳、八坂書房刊)
「誕生花と幸せの花言葉」(主婦の友社著・刊)
「花ことば花贈り」(濱田豊監修、池田書店刊)

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コラムライターのご紹介

福田徹(ふくだ とおる)

元読売新聞大阪本社編集委員。社会部記者、ドイツなどの海外特派員、読売テレビ「読売新聞ニュース」解説者、新聞を教育に活用するNIE(Newspaper in Education)学会理事などを歴任、武庫川女子大学広報室長、立命館大学講師などを勤めました。
花の紀行文を手掛けたのをきっかけに花への興味が沸き、花の名所を訪れたり、写真を撮ったりするのが趣味になりました。月ごとに旬の花を取り上げ、花にまつわる話、心安らぐ花の写真などをお届けします。

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